基本情報
会社名 |
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所在地 | 東京都千代田区紀尾井町3-8 第2紀尾井町ビル1階 |
URL | https://www.ehealthcare.jp/ |
代表者 | 尾関 賢二 |
事業内容 | 一般向け向け医療webメディア「病院なび」・ITサービスの構築・運営 |
資本金 |
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株主 | 東邦ホールディングス |
関連会社 | アイ・モバイル株式会社 |
業績情報
第15期決算公告(2019年3月期)
単位:千円
年度 | 2017年3月期 | 2018年3月期 | 2019年3月期 |
売上高 | ー | ー | ー |
営業利益 | ー | ー | ー |
当期純利益 | ー | ー | 123,857 |
資本金 | ー | ー | 79,055 |
自社調べ
事業内容
病院なびの運営
「病院なび」は、全国23万件以上の医療機関・薬局・薬店を検索できる、月1000万人※以上の方が利用する日本最大級の医療機関検索サイトです。地域や診療科目での検索をはじめ、「女医さんのいる産科・婦人科」「頭痛を専門的に診てくれる医療機関」など、より患者さんの一人一人にあった病院・クリニックを簡単に見つけられるような作りになっています。
「病院なび」はNTTドコモ・au・SoftBankの公式サイトです。
※2018年5月実績 1100万ユニークユーザー ※HPより抜粋
クリニックプロの運営
クリニックプロは、5,000件以上の医療機関のホームページの作成・サポート経験のあるチームによって企画・運営されている、医療機関専用のホームページサービスです。
※HPより抜粋
市場環境等
「病院なび」の市場環境等
1.医療機関の推移等
全国の医療施設は 178,492 施設で、前年に比べ 419 施設減少している。「病院」は 8,412 施設で、前年に比べ 30 施設減少しており、「一般診療所」は 101,471 施設で58 施設減少、「歯科診療所」は 68,609 施設で 331 施設減少している。
施設数を施設の種類別にみると、「精神科病院」は 1,059 施設で、前年に比べ 3 施設減少、「一般病院」は 7,353 施設で、27 施設減少している。
一般病院のうち「療養病床を有する病院」は 3,781 施設(病院総数の 44.9%)で、前年に比べ46 施設減少している。
一般診療所は「有床」が 7,202 施設(一般診療所総数の 7.1%)で、前年に比べ 427 施設減少し、このうち「療養病床を有する一般診療所」は 902 施設で、前年に比べ 77 施設減少している。「無床」は 94,269 施設(同 92.9%)で、前年に比べ 369 施設増加している。
参照サイト:https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/iryosd/m19/dl/is1906_01.pdf
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/iryosd/17/dl/02sisetu29-1.pdf
2.医療機関を利用する人数等
平成29 年中における全国の病院の1日平均在院患者数は1,252,295 人で、前年に比べ0.1%増加して
いる。このうち、「精神科病院」は 216,654 人で、前年に比べ 0.9%減少し、「一般病院」は 1,035,642 人で、前年に比べ0.3%増加している。
病院の1日平均外来患者数は1,346,627 人で、前年に比べ0.7%減少している。
このうち、「精神科病院」は58,603 人で、前年に比べ1.3%増加し、「一般病院」は1,288,024 人で、
前年に比べ0.8%減少している
参照サイト:https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/iryosd/17/dl/02sisetu29-1.pdf
3.医療費の推移
参照サイト:https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-12401000-Hokenkyoku-Soumuka/0000177609.pdf
4.類似運営サイト
マイクリニック:http://www.myclinic.ne.jp/
エンパワーヘルスケア株式会社が運営。病院・クリニックプの他にも、歯医者、薬局や整体など多数のサイトを運営している。
医療機関掲載や広告料で収益を得ていると予測される。
病院の検索ここカラダ:https://www.cocokarada.jp/
リクルートが運営。人間ドックに特化している模様。医療機関掲載や広告料で収益を得ていると予測される。
「クリニックプロ」の市場環境等
1.医療機関の推移
同上
2..類似企業
マイクリニック:http://www.myclinic.ne.jp/
ホームページ制作実績数は14,000件以上。他にも受付・受付管理システムや診察券アプリなども開発している。
※厚生労働省から”医療機関のホームページの内容の適切なあり方に関する指針”がありHP作成に特異性はあるが特化した作成会社が他多数あるため割愛
IPO(新規上場)の可能性についての考え
IPO(新規上場)は1~3年後と推測し、市場としては、マザーズ市場でしょう。
業績について
決算公告等から業績を確認すると
売上高
2017年3月期 ー千円
2018年3月期 ー千円(ー千円 -%増)
2019年3月期 ー千円(ー千円 ー%増)
当期純利益
2017年3月期 ー千円
2018年3月期 ー千円(ー千円 -%増)
2019年3月期 123,857千円(ー千円 ー%増)
売上の情報がなく成長性を図ることができませんが、直近決算の利益額は条件をクリアしています。
「病院なび」にアドセンスの広告があることから単純計算にはなりますが
月間3,500万PV×12か月×0.3(1クリック30円 クリック率1%として)=126,000千円
売上の割合は概ね6対4と記載があったので、少なくとも216,000千円の売上があるとみています。
+@を考えても~5億円の範囲ではないでしょうか?
収入内容に課題か?
「病院なび」:アドセンス、医療機関・その他企業からの掲載から得る広告収入。人材紹介サービスによる収入
「クリックプロ」:HP制作による収入
以上が現在の収入内容になるがアドセンスがメイン収入だとすると安定性がなく不安材料が多い。
そのため会社も"医療機関もしくはエンドユーザーのサービス利用を有償化することがその1つだ。今後、どういう形で課金できるかの検討を進めていく。”
と明言し、新しい価値の創造を模索している。もちろん他社サイトとは一線を画している、HPから初診の予約、写真掲載が多いことによる利用者の安心感、東邦ホールディングから得る医療機関からのフィードバックを用いたサイト品質の維持・向上は害しないことを望みます。
また、50%以上の株式数を保有しいる東邦ホールディングスへの売上・仕入・人員の依存度も気になるところである。独立性が不安視されないように推進いただきたい。
最後に
人口や医療機関数は減少していることから市場縮小しているようにに思えるが、医療費が増加の一方を辿っていることを見ると一概にそうとは言えない。疾病構造の変化・対象の変化により一人当たりの医療費が増加、また、情報がより細分化・肥大化し、混乱しています。「病院なび」の利用者はそういった状況からより良い医療サービスを見極められる、手に入れられることを、今後より一層求めるでしょう。株式会社 eヘルスケアには適切な医療機関やより良い医療サービス選びができるだけではなく医療費削減(社会問題解決)につながるような経営を期待しています。