基本情報
会社名 | 株式会社ウィルズ |
所在地 | 東京都港区虎ノ門3-2-2 虎ノ門30森ビル2F |
URL | https://www.wills-net.co.jp/ |
代表者 | 杉本 光生 |
事業内容 | 「IR-navi」の運営 「プレミアム優待倶楽部」の運営 |
資本金 |
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株主 | 三菱UFJ銀行 ミンカブ・ジ・インフォノイド |
関連会社 | ー |
業績情報
第6期決算公告(2009年12月期)
第7期決算公告(2010年12月期)
第8期決算公告(2011年12月期)
第9期決算公告(2012年12月期)
第13期決算公告(2016年12月期)
第14期決算公告(2017年12月期)
第15期決算公告(2018年12月期)
事業内容
「プレミアム優待倶楽部」
個人投資家:無料
メリット
登録している企業の株を購入すると配当とは別にポイントが付与、そのポイントで優待商品の中から好きなものを購入できる。
株主優待のラインナップには、QUOカード・お米券と言った金券類、自社製品の詰め合わせやカタログギフトなど様々なものがある。
「WILLsCoin」:複数社の株主優待ポイントをWILLsCoinと交換でき、プレミアム優待倶楽部PORTAL内の商品と交換ができる。
導入企業:有料
メリット
・ポイント付与による個人株主の増加および、 長期安定保有の促進
・個人株主増加に伴う、出来高の増加
・電子版事業報告書、IRニュースなどを 株主に配信
・議決権行使の促進
・株主デジタル化による 株主管理コスト(郵券代等)の圧縮
「IR-navi」 ※無料サービス
状況を把握し分析するためのIRナビ・ツールであり、自社の株式を保有している外国人投資家・証券会社の割合等を確認できる。
・株式保有状況サーチ
国内の投信(ファンド)および海外のファンド(ミューチュアル)が組み入れている銘柄と株式数を月次集計により把握することができる。自社に加え、上場会社全社の保有が閲覧できる。
・レポーティング機能
機関投資家による保有状況を時系列に、またポジションや更なる詳細をグラフィカルに表示し社内レポートの作成ができる。
・投資家プロフィール
各機関投資家の基礎情報をはじめとする、投資哲学、運用スタイル、特徴、運用残高などの情報を調べることができる。
「その他」
・資本市場の調査・コンサルティング業務
・コミュニケーションツールの企画・制作
・IR、CSR、ESG のサポート
市場環境等
1.個人投資家市場
2.IR活動市場
参考サイト:https://www.jira.or.jp/activity/research.html
4.類似企業
iXIT株式会社:https://www.ixit.co.jp/service/shareholder_benefit/
株主優待ポイントシステムを開発、導入を進める。
5.その他
NISA制度
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/index.html
iDeCo制度
https://www.ideco-koushiki.jp/guide/
金融庁「老後2000万円」報告書
https://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/tosin/20190603/01.pdf
IPO(新規上場)の可能性についての考え
IPO(新規上場)は1~3年後と推測し、市場としては、マザーズ市場でしょう。
業績について
決算公告等から業績を確認すると
売上高
2016年12月期 ー千円
2017年12月期 ー千円(ー千円 ー%増)
2018年12月期 ー千円(ー千円 ー%増)
2019年12月期 ー千円(ー千円 ー%増)
当期純利益
2016年12月期 △46,677千円
2017年12月期 2,576千円(49,253千円 105.51%増)
2018年12月期 121, 822千円(119,246千円 4,629.11%増)
売上高は記載がないため成長性を図れませんが、当期純利益ですと2018年12月期で大幅な伸長を遂げています。
ただし2018年6月に独立系総合 IR/CSR コンサルティング、ツール制作支援会社のアレックス・ネット社を買収しています。買収会社の売上・利益がどの程度業績に寄与したかにより成長性の見方は一変します。
仮に2018年12月期の業績伸長が買収による影響(軽微であれば)でなければ2019年12月期を直前期とした上場申請も可能性があります。
その場合は2020年6月頃 でしょうかね。
情報漏洩対策がカギ
2015年4月9日
情報漏洩の可能性が最大で4社1万4333人
https://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1504/09/news149.html
2018年10月5日
メール誤送信により個人情報が流出
http://www.security-next.com/099045
過去の経験を活かし、体制整備を進めていたのでしょう。
情報セキュリティマネジメントシステム(以下、「ISMS」)の国際規格である「ISO/IEC 27001:2013」の認証を2018年9月11日付けで取得たその矢先の出来事でしたね、、、
機微な個人情報を扱う会社として厳しく追及されることでしょう。上場審査においては内部統制システムが大きな命運を握るでしょう。
最後に
金融庁が発表した「老後2,000万円」の影響もあり個人投資家もされに増加することでしょう。そうなると一層、プレミアム優待倶楽部のサービスへの関心が高まることとなります。しかしながら発展の根幹にあるは日本株式市場の活発化です。ウィルズ社には例えば外国人投資家の取り込みを一助するサービスなどをより一層強化いただき、市場の課題解決に大きく関わっていただきたい。