基本情報
会社名 | 株式会社アステクノス |
所在地 | 静岡市駿河区登呂6-3-3 |
URL | https://astecnos.com/ |
代表者 | 有我 敦司 |
事業内容 | 専用機械設計製作及び治具加工、制御盤設計製作 |
資本金 | 9,748万円 |
株主 | 有我 敦司 |
業績情報
第24期決算公告(2016年3月期)
第25期決算公告(2017年3月期)
第26期決算公告(2018年3月期)
第27期決算公告(2019年3月期)
単位:千円
年度 | 2016年3月期 | 2017年3月期 | 2018年3月期 | 2019年3月期 |
売上高 | ※3,329,000 | ※3,817,000 | ※3,309,000 | ※4,389,000 |
営業利益 | ー | ー | ー | ー |
当期純利益 | 103,554 | △158,839 | △214,639 | 319,753 |
資本金 | 97,480 | 97,480 | 97,480 | 97,480 |
※自社調べ
事業内容
株式会社アステクノスは生産ラインで使用する設備や機械を設計・製作している企業。
基本設計から、機械設計、電気設計、部品加工、制御盤製作、組立、機内配線、現場据付に至るまで、各工程にそれぞれの専門分野に精通したエキスパートたちを擁して、最適なFAをご提供している。
管理人のコメント
HPにも上場を目指すと記載がありましたね。 (https://astecnos.com/about/top-message)
リーマンショックの波を乗り越え、大きく成長を成し遂げた株式会社アステクノス、過去事業に囚われることなくの柔軟な対応、決断力が卓越していたのでしょう。機械を用いて、オートメーション化を提供する業界は、人手不足や生産効率化、その後のメンテナンスなど考えると需要は半永久的にあるのではないかと個人的に楽観視していました。
しかし、この業界を見渡した時に無視できないのがファナック社であり、そのファナック社が2020年3月期については前年比売上高△10%以上、営業利益については△50%以上の減収・減益の予測を発表しています。
利益がここ数年で最低水準にまで落ち込んでおり、その主な原因が中国経済の減速であるとみられています。
その様な大手が苦戦を強いられる中、どのように舵取りをするか期待されるところです。
IPO(新規上場)の可能性についての考え
IPO(新規上場)は2~4年後と推測し、市場としては、本則市場第二部でしょう。
※マザーズ市場の可能性もありますが、おそらく二部
業績について
決算公告等から業績を確認すると
売上高
2016年3月期 3,329,000千円
2017年3月期 3,817,000千円(+488,000千円 14.65%増)
2018年3月期 3,309,000千円(△508,000千円 13.30%減)
2019年3月期 4,389,000千円(+1,080,000千円 32.63%増)
当期純利益
2016年3月期 103,554千円
2017年3月期 △158,839千円(△262,393千円 253.38%減)
2018年3月期 △214,639千円(△55,800千円 35.12%減)
2019年3月期 319,753千円(+534,392千円 248.97%増)
売上高の推移・規模は問題ないとみます。利益に関しては浮き沈みが激しいことから受注から開発(提供)までに時間を要することが想像できます。利益安定が課題になりそうです。
また、二部上場の条件の一つとして
最近2年間の利益の額の総額が5億円以上であることがあります。
(または時価総額が500億円以上※最近1 年間における売上高が100 億円未満である場合を除く )
現在ではこの条件に満たしていないため2020年3月期決算をみてからの判断となります。全てが上手くまとまると株主総会後申請、9月~10月が最短のプラントなるのではないでしょうか。
直近決算の自己資本約16%
工場設立・設備投資が続きで借入依存が非常に強く自己資本が16%ほどしかありません。IPOを目指すのは借入依存を脱却および新たな工場等の投資のためになるのでしょう。ただし類似企業がPER20倍程度なので調達額(投資したい金額)によっては議決権を手放す可能性もあります。今のうち機関投資家を自ら選定する動きもありかもしれません。
最後に
一つの分野に特化せず他分野に広げ、大手が投げ出すような案件、痒い所に手が届く働きでこの地位を築いたのだと想像します。余計なお世話かもしれませんが、この場合、営業手動になりがちですがHPで謡っているようにハイクオリティの”技術者集団”を疎かにすることなく事業推進することを願っています。