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【IPO期待】バルミューダ株式会社 素晴らしい体験を提供するクリエイティブ、テクノロジー会社

更新日:

基本情報

会社名 バルミューダ株式会社
所在地 東京都武蔵野市境南町5-1-21
URL https://www.balmuda.com/jp/
代表者 寺尾 玄
事業内容 家電製品の設計・開発・販売
資本金 5,300万円
株主

業績情報

第15期決算公告(2017年12月期)

第16期決算公告(2018年12月期)

 

単位:千円

年度 2015年12月期 2016年12月期 2017年12月期 2018年12月期
売上高 ※2,900,000 ※5,500,000 ※8,900,000 ※11,165,000
当期純利益(△損失) 828,945 35,644
資本金 53,000 53,000

※HP等から抜粋

事業内容

バルミューダ株式会社は家電瀬品の設計・開発・販売を事業内容としています。

洗礼されたデザインから数々の栄誉あるデザイン賞も受賞しています。

主な代表商品としてノートパソコンのX-Base、LED照明のHighwire、扇風機のGreenFan、トースターのBALMUDA The Toasterが挙げられます。

他にも電気ケトル、炊飯器、加湿器、サーキュレーターおよび空気清浄機なども販売し、また、製品をスマートフォンで操作できるアプリ、レシピ集やカレーソースなど製品だけではなく補完するようなサービスも手掛けているようです。

管理人のコメント

ついつい、モノづくり系会社につられてしまう管理人です。(今回はおそらくファブレスですが)

今回はとても有名企業なので皆様ご存知であると思いますが、疲弊しきった家電業界に現れた”新星”、バルミューダ株式会社です。

様々なメディアにも取り上げられ、新規上場(IPO)を機にさらに飛躍することを期待されている会社です。

かく言う私も、BALMUDA The Toasterのユーザです。数年前に購入し、今は食パンブームに乗りフル稼働しています。休日の朝にトースターで焼いたパンは最高に美味です。おすすめの食パンは”Panya芦屋”です。他の店も試しましたが、ここが至高でした。ぜひ皆様もご賞味あれ。話がパンにそれましたが、バルミューダさんの家電を中心にその場のインテリアを考えてしまうほどデザインが秀でています。他社に比べて高価ではありますが、それ以上に得る満足感足るや。正に会社が提唱している、製品を通して素敵な体験を得ることができています。

当然、日本で人気を博しているのですが、韓国でも大きく話題を得ており、売上高の30%は韓国でこれからも伸張する見込みのようです。また、ドイツにも現地法人を設立し、さらなる拡大に期待を膨らませるばかりです。

 

IPO(新規上場)の可能性についての考え

IPO(新規上場)は1年~2年の間に実現できるのではないかと踏んでいます。

市場としては、マザーズ市場でしょう。

決算公告から成長性を図ると2017年2月期 828,945千円 → 2018年12月期 35,644千円(△793,301千円 95.70%減)当期純利益の面からみると大きく目減りしています。

売上高は順調に伸びていると思われるので減益理由を推測しました。

まず第一に、従業員数の増加65名→110名に大きく増加したことにより給与、社会保険、その他付随費用が嵩んだと見れます。単純計算ですが増加人数45名×500万円(派遣等も含めているようなので少し低めに設定)=225,000千円

第二に 312,119千円の製品回収引当金 を計上しています。

おそらく以下の事象が原因でしょう。


日頃よりバルミューダ製品をご愛用いただきまして、誠にありがとうございます。

弊社製品「BALMUDA The Range(バルミューダ ザ・レンジ)」(家庭用オーブンレンジ)の一部の生産期間の製品(該当生産期間:2017年10月〜2018年4月)において、製品の電気的制御を行っている電子部品に誤動作が生じる事象を確認し、社内において詳細な検証を行った結果、誤動作によりオーブン用ヒーター管が作動した場合には、庫内が高温状態になり、発煙、発火に至る可能性があることが判明いたしました。

事故防止のために、対象となる製品について無償交換をさせていただきます。

対象製品の確認方法や交換手順につきましては以下の専用ページをご覧ください。
www.balmuda.com/jp/support/notice/range-program-2019/

ご愛用の皆さまには、ご迷惑をおかけいたしますこと、心よりお詫びを申し上げます。


※HPより参照

メーカ宿命のリコール対応ですね。不具合による自主回収費用を引当金として前もって計上し、損益に大きなインパクトを残しています。保証引当金も35,942千円増加していますが、売上高伸び率に比例しているので影響に含めません。

上述した、従業員増加とリコール費用の引当金を合わせても537,119千円になり減益金額に達しないので他の理由もいくつかありそうです。もちろん他にも固定資産も147,197千円増加しているので減価償却費も増加など考えれますがそこまで影響が無いと見ます。

リコールはぜひ、管理体制強化の良い機会と捉え、徹底した仕組みを作り上げて欲しいです。メーカとしての進化が期待できます。また、上場審査の対象となる項目でもありそうですし。。。

日本は高度経済成長期に日本を席巻した家電業界ですが、近年は中国や新興国の台頭で苦戦しています。あのSONYでさえ金融がメインになりだすほどです。家電にデザインという付加価値で一線を画したバルミューダさんには、疲弊した家電業界を牽引して欲しいと願っています。IPO(新規上場)はそのツールとしてぜひ利用していただきたい。

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