基本情報
会社名 | 株式会社カドー |
所在地 | 東京都港区白金台4-2-11 8F |
URL | https://cado.com/jp/ |
代表者 | 古賀 宣行 |
事業内容 | 電子機器製品及び関連商品の企画・設計・製造・販売 水素水関連商品の企画・設計・製造・販売 |
資本金 | 426,795千円 ※カドー単体 |
株主 | 加賀電子株式会社 株式会社四条 |
業績情報
第3期決算公告(2013年12月期)※カドーの前身=株式会社エクレア
第4期決算公告(2014年12月期)
第5期決算公告(2015年12月期)
第6期決算公告(2016年12月期)
第7期決算公告(2017年12月期)※減資を実施 ※名称変更 カドーデザイン→アエテ
第8期決算公告(2018年12月期)
※SK Networks Co., Ltd(韓国)との合弁会社設立 51%保有 カドークオーラ
単位:千円
株式会社カドー
年度 | 2013年12月期 | 2014年12月期 | 2015年12月期 | 2016年12月期 | 2017年12月期 | 2018年12月期 |
売上高 | ー | ー | 1,065,032 | 1,379,373 | 1,122,775 | ー |
営業利益 | ー | ー | △46,028 | 25,871 | △56,782 | ー |
当期純利益 | △27,512 | △86,086 | 1,544 | 11,293 | △544、381 | 43,883 |
資本金 | 171,400 | 376,055 | 523,503 | 523,503 | 726,709 | 426,795 |
単位:千円
アエテ株式会社
年度 | 2013年12月期 | 2014年12月期 | 2015年12月期 | 2016年12月期 | 2017年12月期 | 2018年12月期 |
売上高 | ー | ー | ー | ー | ー | ー |
営業利益 | ー | ー | ー | ー | ー | ー |
当期純利益 | ー | 262 | 10,806 | 1,922 | 17,924 | 13,368 |
資本金 | ー | 3,000 | 3,000 | 3,000 | 3,000 | 3,000 |
単位:千円
株式会社カドークオーラ(※合弁会社)
年度 | 2013年12月期 | 2014年12月期 | 2015年12月期 | 2016年12月期 | 2017年12月期 | 2018年12月期 |
売上高 | ー | ー | ー | ー | ー | ー |
営業利益 | ー | ー | ー | ー | ー | ー |
当期純利益 | ー | ー | ー | ー | ー | △1,996 |
資本金 | ー | ー | ー | ー | ー | 75,500 |
事業内容
株式会社カドー は 美しい “空気” と 心地良い “空気感” を創出するブランドです。
高品質、高デザインの空気清浄機、加湿器、除湿器等を設計・製造販売しています。
関連会社にはアエテ株式会社、カドークオーラ株式会社、cado International Hong Kong Ltd.があります。
アエテ株式会社はデザインをメインとした企画、コンサルティング http://aete.jp/
カドークオーラ株式会社はヘアドライヤー設計・製造・販売 https://cado.com/jp/cadocuaura.html
関連会社ではないかもしれませんが、中国深センに代表取締役社長が設立したCTK Technology ShenZhen Co.,Ltdがあります。
管理人のコメント
カドーを初めて知った機会が、恥ずかしながら知人経由でした。運営者として情けない。。。
代表取締役社長の古賀様がソニー時代にWALKMANの開発に従事。技術畑出身
副社長の鈴木様が東芝時代に家電や情報機器グループにてデザインおよびデザインマネージメント
に従事。 デザイン畑出身
この経営陣の配置が好感を持てます。何故かと言うと、モノづくり会社の社長が技術畑出身でないことによって開発途中でボロがでた経験をしたからです。モノづくりは完全素人は無理だとそこで悟りました。ですのでこのような企業は社長が技術畑出身または実際にモノづくりに従事していたかを見ることにしています。
主製品である空気清浄機はデザインに目が行きがちですが、機能面、品質に一切の妥協がないことが伺えるのが技術畑出身の社長の信念であると感じます。まだ実際の商品を手にしたことがないですがこれを機会に利用します。レビューは少々お時間をください。
また、類似企業としてあげられる、本サイトでも紹介したバルミューダ株式会社よりも手広く製品手がけるのではなく空気というセグメントに特化し、差別化を成しています。
IPO(新規上場)の可能性についての考え
IPO(新規上場)は2~3年後と推測し、市場としては、マザーズ市場でしょう。
成長性について
決算公告等から成長性を図ると
売上高
2015年12月期 1,065,032 千円
2016年12月期 1,379,373千円(+314,341千円 29.51%増)
2017年12月期 1,122,775千円(△256,598千円 18.60%減)
2018年12月期 ??千円
※減資で大会社対象から外れたため、最新決算公告に損益の記載はありません。
当期純利益
2015年12月期 △49,101 千円 (法人税等調整額を除く)
2016年12月期 11,293千円(+60,394千円 122.99%増)
2017年12月期 △544、381千円(△533,088千円 4,920%減)
2018年12月期 43,883千円
売上高は2017年で減少、最新決算での伸張判断ができませんが、規模は問題ないとみます。
注目すべきはやはり2017年12月期の特別損失 489,882千円 でしょう。そもそもこの年は営業損失を計上しているが特別損失のインパクトが大きすぎました。
原因を追究しましたが、大きなリコールや事故などの情報は得れませんでした。。逆に怖いです。もし原因をご存知の方がいらしたら教えてください。こちらが波及し、売上高減少に繋がったと思います。順調に成長していただけに痛手でしたが、直近決算で利益を計上し、持ち直し傾向であることから今後に期待したいところです。
何度か上場審査に挑戦しているのかな?
完全に私見ですが2015年~2017年に審査に挑戦しているのではないかと 業績的にも勢いがあり、当時はは上場が盛んでした。(上場審査が緩かった)上場できなかったのは上記でも述べましたが、多額の特別損失計上の事象が影響だと思います。
最後に
今はモノづくりなんて流行らない、家電業界は冷え切っている、などよく耳にします。たしかに世界中のIPOをみてもITが覇権を握っており、日本は完全に後塵を拝しています。IPO時価総額でも大きく遅れをとっています。そのような中でも、周囲から何と言われても、モノづくりを貫いている株式会社カドーは素敵で、心から応援できます。また、本記事では調査しきれていない香港のcado International Hong Kong Ltd.や中国深センのCTK Technology ShenZhen Co.,Ltdの状況、新設合弁会社のカドークオーラ株式会社にも大いに期待し、IPO(新規上場)までの道のりを見守りたいと思います。