基本情報
会社名 | 株式会社魚金 |
所在地 | 東京都港区新橋3-5-10 新三ビル1階 |
URL | http://www.uokingroup.jp/ |
代表者 | 金原伸吉 |
事業内容 | 飲食店経営( 魚金・UOKIN) |
資本金 | 1,000万円 |
株主 | 金原伸吉 |
業績情報
第22期決算公告(2016年2月期)
第24期決算公告(2018年2月期)
第25期決算公告(2018年2月期)
単位:千円
年度 | 2016年2期 | 2017年2月期 | 2018年2月期 | 2019年2月期 |
売上高 | ー | ー | ※6,000,000 | ー |
当期純利益(△損失) | 122,828 | ー | 232,037 | 259,097 |
資本金 | 1,000 | 1,000 | 1,000 | 1,000 |
※HPから抜粋
事業内容
会社名からも判るとおり、「魚」をメインとした新鮮な料理を提供するお食事屋さん(居酒屋)です。
店舗は発祥の新橋を中心に、都内各所に出店しており、約40~50店舗運営していて毎年5~10店舗出店しているようです。
店舗名は主に魚金・UOKINの2種類ですが中には”びすとろ”を用いるなど少し変化をつけた店舗も見受けられます。
管理人のコメント
新橋駅烏森口から始まった名店の株式会社魚金
新鮮かつボリュームがあり、リーズナブルとあれば人気がでない訳がありません。
私もよく利用しています。業務に追われたサラリーマンの憩いの場所であり、将来・夢を語り合う場にもうってつけなんです。そこから夢の実現に向けて飛び立った仲間を今でも思い出します。
私が初めて利用した頃はまだ5~6店舗だと記憶しているのですが、あれよあれよという間に店舗数を増やしていました。どうしても店舗数を増やすとなると質の問題が発生しますが、今のところは感じておりません。そこに並々ならぬ企業努力、ポリーシーがうかがえます。
もちろん会社が発展し、店舗数を増やしていくことは望ましいことなのですが、何故か隠れた名店として少数店舗で運営して欲しいというジレンマに勝手に陥いり、どのように運営すればいいか経営者気取りで考える日も少なくありません。完全なエゴですね。。。控えます。
余談ですが、商標権を真似て取得されている会社があしました。関係会社では無い?会社であり、(関係のある会社でしたら、申し訳ございません。)これで登録できてしまうのだなと感心すると同時に、登録の仕組みに疑念をいだいてしまいます。IPO(新規上場)過程で購入を促されないか心配です。とにかくそれほど魚金さんには影響力があるようです。
IPO(新規上場)の可能性についての考え
IPO(新規上場)は目指す市場にもよりますが、1年~2年の間に実現できるのではないかと踏んでいます。
市場としては、マザーズ市場またはJASDAQ市場のどちらかでしょう。
JASDAQ市場であれば個人的な見解ではありますが、管理体制さえ整っていればさほど問題がなく進めていけると思います。ただし資金調達や会社マーケティングの面から考えるとマザーズ市場に劣ります。ですから、マザーズ市場を狙ってIPO(新規上場)を進めているものと推測します。
しかしマザーズ市場を考えるうえで懸念されることがあります。今回は2つに絞ります。
1.成長性
本則の上場形式基準と違いマザーズ市場の基準では売上・利益については特段決めごとはありません。
しかし、ここで大きく問われるのが企業の成長性の角度です。
そう、高い成長性です。これも少々厄介で明文化している訳ではありません。本当に厄介。
ただ数字的な意味合いでの一般的に言われているのが、
直前期の利益の額が、直前々期と比較して30%増加して1億円以上、かつ、直前期の売上高が直前々期と比較して増加
以上になります。
開示されている決算公告で開示されている当期純利益を基に照らし合わせると
2018年2月期 232,037千円 → 2019年2月期 259,097千円(+27,060千円 11.66%増) 当期純利益の面からみると少し弱いですね。
もちろん、この情報だけでは本当の判断はできません。経常利益の額が見えていませんし特損、特利の有無、売上高が拡大しているが初期投資を大きくしているため利益が薄くなっているなども考えられます。
単純に考えると店舗数を増やすことにより成長性を伸ばすストーリを描き、そのための資金調達使途になるはずですが魚金さんにはその常識を超える策を期待しています。
2.労働管理
980名 正社員280名、アルバイト700名(2018年3月末時点) ※HPから抜粋
これだけの社員を抱えると、得てして労働管理面で苦労します。これはIPO(新規上場)を目指すどの会社もぶち当たる最初の壁とも言えます。
特に、飲食店経営となると数年前話題になった長期時間労働、低賃金、残業未払など問いただされていることでしょう。
ベンチャー企業の発展にはある程度、無茶は付き物だと思っています。私も含めメンバー全員が毎日狂ったように仕事に没頭し、会社が発展していく姿や未知に飛び込んでいく楽しさに痺れていました。その働き方は問題でもりますが既存企業や大企業にはない物を生み爆発的に成長できた要因の一つでもあります。まさに二律背反です。また、日本は勤勉で働きすぎと言われていますが、私は日本に限ってではないことを見ています。特にアジアの国の方とお仕事をした時には深夜2時、3時であろうと即レスポンスが常で、なんだこいつらは化け物かと。。話がそれましたが、もちろん推奨している訳ではありません。適切な労働時間でワークバランスを整えることに賛成です。そうしなければなりません。
魚金さんの場合、比較的給与が高く設定している様子なので課題は長時間労働となりやすい形態でどうマネジメントしているかに掛かっているのではないでしょうか。システム導入および内部監査での第三者チェックを強化に注力して欲しいところです。
企業が成長して欲しい反面、前述のコメントで記載した通り身勝手な望みもあります。(何のためにこのブログを書いてるか、叱責される気がします。)
ですが、好んで利用するお店がIPO(新規上場)を目指している雰囲気なので綴りました。